• Ｍ&Ａは、単なる会社の売買ではなく、まさに「経営者の長年の思いが詰まった事業の承継」であります。
• 当社の特色は、常に、当事者（①売り手、②買い手、③対象企業、④協力機関、⑤仲介会社）全ての五方良し、「利害面での満足度」、並びに、「心の満足度」を探求し続けるということです。
• また、実務に当たっては、各当事者が全て「人」であり、「気持ちや感情をもった人間である」ということを しっかりと認識して、きめ細かな心配り、気配りをもって取り組むことを基本理念としております。

　具体的な業務内容としては、先ず、何よりも事業承継やＭ＆Ａに関する真のニーズ情報や相談案件が当社に集まるような幅広い情報ネットワークづくり、人脈づくりを行なうことから始めます。
　その中から、事業承継やＭ＆Ａ案件を発掘して、個別にヒアリングを行い、経営全般の現状の実態把握、相談者の真のニーズの把握、相談者の意向に添った最適な事業承継、或いはＭ＆Ａスキームの企画・提案を行います。 (この過程においては、様々な業種や事業内容を理解し、的確な実態把握、正確な財務分析、大局 観に立ったスキームの企画力などが求められます)
　相談者にニーズ・相談事項への解決策や取り組みスキームを丁寧に説明・提案し、相談者の理解と了承をいただい た後に、守秘義務条項や成立後の報酬等を記載した事業承継又はＭ＆Ａアドバイザリー契約書を取り交わし、具体 的な業務に入っていきます。(この過程においては、様々な法人・個人取引の実務経験や、熟練した経営コンサルティング能力が求められます)

　先ず、取組み方針に基づき、これ迄築いてきた情報ネットワークや人脈を活かして、最適な相手企業を見つける努力を行います。(ここで如何に確度の高い、数多くの情報を持っているか、また集められるかが、Ｍ＆Ａコンサルタントの実力を左右します)
　双方の相手見込み企業が決まりましたら、いよいよ具体的に事業承継或いはＭ＆Ａの成約に向けた、仲介業務を開始します。(いずれも非常に秘密保持が求められる重大事項ですので、守秘義務には特に気を遣います)

　実際に交渉を進めていく際には、顧客の意思を十分に確認しながら、段階に応じた情報の開示や条件の提示を慎重に行っていきます。
　殆どのケースにおいて、当初は双方が主張する要求事項に大きな乖離があるところからスタートします。
　また、交渉の途中で主張が変わってくることも大いに有り得ます。仲介業務においては、こうした要求や主張の乖離を少しずつ埋めながら、双方の理解を取り付けながら、歩み寄りを促し、最終的に、双方が真に納得して、また真に喜んで、事業承継やＭ＆Ａ契約書に調印するところまで、努力を重ねていきます。

　さらに、本仲介業務を行っていく場合に重要なカギとなるのが、Ｍ＆Ａの対象企業に勤務する役員・社員への丁寧な説明や理解、協力の取り付けということです。
　事業承継やＭ＆Ａは、決して売り手・買い手の合意だけで成立するものではなく、対象企業で働く社員の理解と協力がなければ成功しません。当社は、「人の心情」を大切に、必要であれば指導・コンサルティングを織り込みながら、総合的な仲介業務を行って参ります。
　また、必要に応じて、買い手側の買収資金の金融機関調達の指導・支援業務等も行います。
(この過程では、最適な結論を見出す洞察力や、意見の違う人に理解を促す交渉力、時間がかかっても投げ出さない忍耐力などが要求されます。)

　尚、事業承継・Ｍ＆Ａ仲介業務のほかに、経営改革や財務改善等、中小企業の経営全般に関わる相談事項への対応や、経営に関するセミナーの実施などにも、適宜、取り組んでいく予定です。